DREAM!ing-Rainy Days- 衣装展示を見に行きました

 

 

 2023年1月。ミュージカルDREAM!ing第二弾、    Rainy Daysの衣装展示がタワーレコード渋谷店にて開催された。舞台のBlu-ray発売に合わせたこのイベントに、ファンは沸き立ち、喜びの声が溢れた。限られた日程の中、幸いにも訪れることができたので、その様子を書き留めておこうと思う。

 

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 渋谷、それはドリーミングの聖地。作品の舞台であり、ゲーム画面の背景であり、数々の出来事、例えば望月悠馬がシルバーカーの詐欺に遭い、巳影と凛太朗が闘いを繰り広げた現場である。

 また多くのリアルイベントが開催された場所だ。ホワイトデーカフェ、ハンズコラボ、ゆめライブステーション、ドリ生公開収録、ドリフル。Dミュグラッテ。カラ鉄。思い出は尽きることはない。

 というかドリミ以外に渋谷の思い出が無いな等考えながら、タワーレコード渋谷店に着いた。キョロキョロと店内を見回し、エスカレーターを探す。

 

 早速展示が行われている2階へ向かう。エスカレーターを降りてすぐの場所に、彼らは居た。

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うおおおお!!!ゆめライブ衣装が!!!!本物!!中の人が腕を通した本物!!

 

以下、展示されていた衣装の個人的な感想である。(妄想も含みます)

 

《柴咲真也》

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 スナップ!!!上着がスナップ留め!!!解釈完全一致に悶える。スナップをパッチンする真也くん最高すぎる。ちょっとウェスト絞られててかっこいい。また靴が擦れており、真也くん大変だったもんね…と劇中の感動を思い出し涙を誘う。この靴が真也くんを支えたのだ。ところで第一ボタンを外した黒いシャツに真也くんの魅力が詰まっているといつも思います。

 

《白華時雨》

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 時雨はホックなんですよ〜〜〜スチャッとスマートにホックをはめる白華時雨解釈一致すぎる。あの手袋で?ホックを?はめてる???手袋を口に咥えているかもしれないな。無理だ。純白のタイ、所々黒が差す衣装に時雨の複雑な生い立ちや感情、本来持っている純粋さを感じて胸がギュッとする。靴の白と黒のコントラスト素晴らしい!!!靴売って!!

 

《浅霧巳影》

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 巳影もスナップでした、原作2部主人公コンビはスナップだね。巳影は手元を見ずに留めるのだろう。解釈一致ですありがとうございます。眼鏡がセットで展示されていて、こんなに近くで見て良いの…あっ本当にレンズない…となりました。マントのヒラヒラもさることながら壁を喜ばせるためだけに存在する肩ベルトが最高でした。この衣装でミュージカルナンバー見せてください。

 

《虎澤一生》

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 一生はマジックテープ+スナップ?なんだよ〜〜〜そりゃ衣装の構造的にそうでしょうけど!!こんなに解釈一致のことがあるでしょうか。豪華な肩の装飾は、フランス近衛隊にも銀河帝国軍にも引けを取らない。赤い布の光沢が寮長の存在感をさらに引き立てていました。この衣装が100のリストを並走していたのだと思うと舞台のあの瞬間に戻るような気持ちになります。

 

《望月悠馬》

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 青い〜〜!!綺麗で深い青色。凪いだ静かな海の色であり、あの約束の夜の空の色でもある。ベルベット調の青い布地に細やかな金の刺繍、さらに金具が取り付けられており、立体感に溢れている。肩の装飾は花房柳と対の位置であり、圧倒的ペア感だ。この衣装は原作アプリの「叛逆のシュヴァリエ」から採用されているのだが、悠馬が剣で颯爽と戦っていて本当に感動しました。中の人に青が抜群に似合う!

 

《花房柳》 

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さっさとここを片付けてミルクで乾杯して!柳!!!(キティ失礼)

 あまりにも好きすぎるため、全ての感想は消失した。存在に感謝。この世界に感謝。私は本当にドリーミングに出会えて良かった。布地を織ってくださった機械、デザイナー様パタンナー様、縫製してくださった方、ミシン?針?あと何?材料の生産地?染色?とにかく関わってくださった方に感謝を捧げている。ついでに花房柳推しを狂わす二大衣装のもう一つ、アイロニーガーデンもいつか見せて下さい。

 

《針宮藤次》

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 なんか見覚えあるカードの衣装でステッキをマイクに歌ってる〜〜〜!!という舞台初見の衝撃は忘れられない。首元の上品なスカーフ(?)、金のボタンが藤次の誠実で優しい騎士の気質を際立たせている。黒地には紋様が施されており、金の装飾は原作に忠実、見つめているだけで数時間経過する。紫音のシャツと同じ布なの最高。このようなペアを感じさせる演出、作品への愛情、いつも感謝しています。

 

三毛門紫音》

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大きなリボン、王冠のピン、ふんわりパニエにミニスカート、ダイヤ模様の入った白のロングブーツ。揺れる動きまで計算に入っている。これほど三毛門紫音のバトル衣装として最適解があるだろうか。そしてこの衣装を着こなして、演じられる唯一無二の役者がいる。舞台というものはさまざまな奇跡が重なって出来ているのだと改めて思いを馳せる。シャツやパニエのチラ見せありがとうございます。ボタン一つ一つまで丁寧な装飾でした!

 

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 実際の衣装から、色々な感情を呼び起こされた展示であった。オンラインで様々なことが体験できる昨今だが、実物からしか得られないものも確かにあるのだ。

 今回の衣装展示は東京のみ、限られた期間であったので、足を運ぶことができなかった人も多いであろう。お目見えしていない衣装もある。一刻も早く全国で展示すべきだ。

 孝臣の紫のパーカ、千里のブロックシャツが並んで展示される際、イクリプスを流したいと思うこともあるだろう。CDの発売が急務だ。幽の腰に巻かれた多数の紐もこの目で確認しなければならないし、湊の長身に映える黒いボレロを見上げ、マントの長さに溜息をつくことも必須だ。

 そして由仁の衣装が展示された暁には、私は自撮り棒的な物であらゆる角度から撮影を試みるだろう。いや待て、迷惑になるからダメだ。代案を考えます、迷惑はかけないので、由仁の衣装展示してください。黒寮祭りを開催してください。全国どこへでも馳せ参じます。

 

 久しぶりのリアルイベントに、心が躍り湧き立った二週間だった。新たな特典(茶封筒を自分で引くシステム!)も手に入れ、まだこの世界には新しいドリーミングの何かが生まれているという、他からは決して得られない幸せも改めて体感した。ミュージカル第三弾の発表が待ち遠しい。

 

 私はドリミの原作が大好きだけれど、いつの間にか、同じくらい舞台も大好きになっている。アプリの文章から感じること、生身の人間が演じることで伝わってくること。どちらもかけがえの無い、ドリーミングなのだ。願わくば、あと3人の特進生も舞台で見てみたい。黒の寮長副寮長ペアのゆめライブが見たいし、兄様しか目に入らないビアンキ由仁の瞳に、ペアの久磨凛太朗が写る姿がどうしても見たいのだ。

 

 今は発表を待ちつつ、衣装展示の余韻に浸りながら、発売されたばかりのBlu-rayを楽しんでいよう。まだまだ不安な時勢が続き、どうなるのかわからない毎日の中で、ドリーミングがあるということは、本当に心の支えだ。舞台第三弾、全国衣装展示、アプリ五周年に備えて、健康と財力を維持できるように、日々頑張って生きていこうと思う。